播種用のロックウール(石綿)ミニポットにピンセットで一粒ずつ種を埋め込んでいきます。スタッフが丹念にピンセットで詰めてゆきます。
室温を30度に保つと、3日間でもやしのような芽が出てきます。
発芽したら芽が揃うのを待ちます。
幼児葉が本葉になったところで、1本づつポットに移します。
トマトの茎を上側へ揃えて伸ばすため、トマトの茎に上から垂らしたひもを巻きつけます。
どんどん茎は成長しますので、ここでポットを苗床に移し変えます。
トマトはさらに成長し、花が咲きはじめる頃、茎もたくさんついてきます。トマトの実に栄養を集中させるため、脇に伸びた余計な芽を取り除きます。(脇芽かき)そして「誘引」以降に伸びた茎に、ひもを巻きつけます。
受粉は、マルハナバチという受粉専用の蜂にやってもらいます。またバイブレーターを使用して人工的に受粉させる場合もあります。
受粉によって、第1花房が着果します。花房は茎の下から順番に着果していきます。この花房が大きくなるとトマトの実となるのです。
続いて、第2、第3の花房が着果します。これからどんどん茎の上側に花房が着花し、最終的にはひとつの茎で28〜30の花房が着花するのです。
トマトは1つの花房からいくつも実がなります。その実を全て成らせようとすると、実が小さくなってしまいます。このため余分な実を摘むことを「摘果」と言います。1つの段に実が3〜5個となるように実を摘みます。大きく形の良い実を残すのがポイントです。
トマトの実全体が赤くなったらいよいよ収穫です。こんなに立派に育ちました!実がずっしりと詰まった松島とまとの完成です。
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